清澄庭園の基本情報
以下では「清澄庭園」の基本情報についてご紹介します。
歴史
元々は、三菱財閥創業者である岩崎弥太郎が、明治13年に「深川親睦園」として完成させた庭園。大正12年の関東大震災を機に、三菱3代目社長の岩崎久弥が破損の少なかった東側半分を東京市に寄贈し、市がこれを整備して昭和7年に「清澄庭園」として公開した。なお、寄贈対象ではなかった西半分の敷地を都が購入し、整備・公開したのが隣接する「清澄公園」。
備考
「回遊式林泉庭園」(かいゆうしきりんせんていえん)を特徴とする庭園。「回遊式」とは「園内をぐるっと一回りして鑑賞する」様式のことであり、また「林泉」とは「林や泉水を用いた」様式のことを指す。建物としては、大正天皇の葬儀に用いられた「大正記念館」、および東京都選定歴史的建造物に選定されている「涼亭」が有名。

利用案内
- 9:00~17:00
- 年末年始休園
- 一般入園料:150円
- 65歳以上:70円
- 小学生:無料
住所
東京都江東区清澄3-3-9
アクセス
- 東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」
電話番号
03-3641-5892
公式サイト
清澄庭園の写真や動画
以下では「清澄庭園」について写真付きでご紹介します。

中村高等学校の近くにある「清澄庭園入り口」。一般は150円で、65歳以上は70円。

園内の様子。「回遊式林泉庭園」の名が示すとおり、木々と池とが美しく配置されている。

石の小道。平坦ではないので、足元をよく見ながら渡る必要がある。

池の中には鴨、鯉、亀などが生息している。亀を見たい場合は夏場が良い。

「涼亭」前の景色。涼亭は銅版葺数奇屋建築の平屋で、27畳の畳敷き。5,500円で1回(3時間30分)利用できる。

植物はクロマツ、サクラ(カンヒザクラ)、アジサイなど多数。

水辺に立つと鯉たちが寄ってくる。人に慣れているのだろう。

「大正記念館」。館の前には、昭和28年に植えられた「高松宮記念植樹」がある。館内はステージや和室を備えた集会施設で、ガラス張りの窓からは庭園の景色を眺めることができる。利用料は1回(3時間30分)、25,900円。

「涼亭」の裏側にある「あずまや」。小鳥の声を聞きながら小休止できる穴場。直通路はないが、すぐそばには江東区立深川図書館がある。

「江東区立深川図書館」。清澄庭園に隣接する形で立っているが、庭園からの直通路は無いので要注意。
清澄庭園